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相乗効果生み出せず判断

ソフィアHD、アパレルECのサルースを創業者に譲渡

2015年6月30日 (火)

ECソフィアHD、アパレルECのサルースを創業者に譲渡ソフィアホールディングスは6月29日、子会社でアパレルECサイトを運営するサルースの全株式を譲渡すると発表した。譲渡先はサルースの創業者で社長の木下秀夫氏。

サルースは、女性若年層を顧客ターゲットとしたシューズやウェアなどのアパレル製品の企画・製造・仕入・販売を一貫して手がけ、ECサイト「salus」を通じたインターネット通信販売を主軸に事業を展開している。

ソフィアHDは2012年8月にサルースを連結子会社化し、単年度黒字化は実現したものの、想定していたグループ間の相乗効果を得ることができず、BtoBビジネスの事業に経営資源を集中する方針を定めたのを機に、BtoCビジネス中心のサルースの株式売却先を検討。

木下秀夫氏からMBO方式による株式買取の意向を受け、両社で検討を重ねた結果、全株式を木下氏に譲渡することで合意した。譲渡額は1株1円の4405円。

直近の業績(2015年3月期)は、売上高15億429万円、営業損失1億2307万円、最終損失1億4327万円と赤字決算で、債務超過状態から脱せずにいた。

ソフィアHDは、債務超過のサルースを連結対象から除外することで、4-6月期に5000万円の特別利益を計上する。