ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

保安基準改正、即日施行

国交省、NOx規制強化、規制値4割引き下げ

2015年7月1日 (水)

行政・団体国土交通省は1日、ディーゼル重量車、二輪車の排出ガス規制を強化するため、道路運送車両の保安基準などを改正し、同日公布、施行した。

中央環境審議会の答申「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方」を踏まえて改正したもので、ディーゼル重量車関係では、排出ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)規制をこれまでの規制値から4割低い水準に引き下げる規制強化を行う。

また、排出ガス試験モードなど、国連で策定された世界統一技術基準(UNGTR)の「重量車排出ガス試験方法」(UNGTR No.4)」の試験モード(WHDC)を導入。さらに、WHDCで定められるエンジン運転サイクル外(オフサイクル時)の排出ガスに対する規制として、「オフサイクルエミッション」(UNGTR No.5)と調和させた規制を導入する。

このほか、装備を義務づけている車載式故障診断装置関連の要件も、より高度な故障診断をできるようにするため、「車載式故障診断装置」(UNGTR No.10)と調和させた規制を導入する。