トレーディア2Q、輸入堅調・コスト削減で大幅増益

財務・人事トレーディアが12日発表した2026年3月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比0.5％増の82億2300万円、営業利益が同39.8％増の1億5100万円、最終利益が84.3％増の2億7100万円と大幅増益だった。輸入部門の収益性改善やコスト削減効果が寄与した。

輸出部門は雑貨や機械製品の取扱量減少で売上高が1.9％減となったが、経費抑制と適正料金の収受により赤字から黒字に転換。輸入部門は食料品や機械製品の取り扱いが堅調で、自社倉庫の保管料収入が伸び、売上高が2.0％増、利益も前年の赤字から黒字に改善した。

国際部門は輸出・輸入ともに取扱量は増加したものの、運賃市況の下落が影響し収益性が低下。売上高は0.1％増にとどまり、セグメント利益は35.1％減となった。倉庫部門は前年並みを維持し、船内荷役などの「その他部門」は47.3％増収と好調だった。

通期予想は、売上高が前期比0.9％増の168億円、営業利益が同26.3％増の3億2000万円、最終利益は同4.6％減の2億8000万円と据え置いた。

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