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東邦HDが愛知と仙台に新拠点、医薬品供給網を強化

2025年11月12日 (水)

メディカル東邦ホールディングス(HD)は12日、愛知県小牧市に次世代型物流センター「TBC東海」を新設し、2027年度内の稼働を目指すと発表した。また、仙台市でも新たな物流拠点を建設し、全国規模での医薬品供給体制を強化する。

▲次世代型物流センター「TBC東海」の完成イメージ図(出所:東邦ホールディングス)

同社は創薬手法の多様化や医療需要の増大を背景に、東名阪3大都市圏をカバーする新たな物流ネットワークを構築する。既存の「TBCダイナベース」(東京都大田区)と「TBC阪神」(兵庫県伊丹市)にTBC東海を加えることで、供給エリアの再編と業務効率化を図る。

TBC東海は、延床面積2万5875平方メートル、総投資額50億円。XYシャトルを備えた高密度自動倉庫や搬送ロボットを導入し、省人化と処理能力の両立を実現する。メーカー倉庫と卸倉庫を併設する複合型センターとし、輸送プロセスの短縮と在庫適正化を図る。再生医療などのスペシャリティ医薬品にも対応し、高度な温度管理と品質保持を行う。

また、小牧市の防災拠点に隣接する立地を生かし、災害時には自治体や自衛隊と連携して医薬品供給を継続するBCP体制を整える。太陽光発電設備やEV(電気自動車)充電スタンドを備え、環境負荷低減にも取り組む。

一方、仙台市での新物流拠点は26年内の着工を予定。東北全域をカバーする医薬品の保管・配送拠点として機能させる方針だ。

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