調査・データハピネット(東京都台東区)は12日、物流拠点での脱炭素化の一環として、再利用可能な折り畳みコンテナ(オリコン)を導入した店舗数が9月時点で700店舗に達したと発表した。

(出所:ハピネット)
オリコンは、再利用可能なプラスチック製の循環型コンテナで、緩衝材を使用せずに商品を安全に配送できる。2022年7月に大阪近郊の9店舗で試験導入を開始し、運用効果を確認したうえで順次導入を行っている。導入企業では、段ボール納品に比べて開梱作業が簡素化され、廃材の処理負担が軽減されるなど、品出し業務の効率化に寄与している。
オリコン納品を採用している店舗導入率は、関東エリアで70%、関西で84%、中四国で67%に達する。24年度には段ボール削減枚数が、前年の1.38倍にあたる16万8332枚に増加し、CO2排出量は従来比で50%減少し、年間122トンを削減した。これはスギの木1万3600本が1年間に吸収するCO2量に相当するという。
加えて同社はCO2排出削減の一環として、関東拠点「船橋ロジスティクスセンター」に23年4月から三井不動産の「グリーン電力提供サービス」を導入し、年間180トンのCO2削減を実現。24年9月には「市川ロジスティクスセンター」に915枚の太陽光パネル(出力360キロワット)を設置し、年間150トンのCO2を見込んでいる。
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