女性中心の運送会社が「なでしこ」商標登録

ロジスティクス配送業や営業・事務代行サービスを手がける「なでしこTOKYO」（東京都千代田区）は13日、同社の社名の一部になっている「なでしこ」の商標登録が6月26日付で認められたと発表した。

同社は代表の宮内由紀子氏が昨年10月、「仕事を通して、ひとりでも多くの人が輝いた人生を送るための手助けをしたい」との思いで設立。他業種に比べて女性の進出が遅れているとされる運送業界で、女性ならではの細やかな気配り、コミュニケーション能力、丁寧な接客などに注目し、「女性が活躍できる社会の実現」を目指して活動している。

「なでしこ」の商標登録は、こうした設立やこれまでの活動の経緯を踏まえ、運送業界で働く女性の社会的な地位向上、人手不足の解消、女性ドライバーの認知度・知名度向上を実現するため、昨年12月19日に出願したという。

同社は従業員数5人、登録ドライバー数60人で運営している。