行政・団体名古屋港管理組合(名古屋市港区)は19日、水素燃料電池に換装が可能な荷役機械などの導入費用を補助する「名古屋港における水素燃料電池換装型荷役機械等の導入促進事業補助金」の今年度の公募を開始すると発表した。
同補助金は、水素燃料電池に換装が可能な荷役機械などの導入を促進し、名古屋港の脱炭素化を推進するとともに、名古屋港の新たな価値の創出と国際競争力の強化を図ることを目的としている。
名古屋港では昨年3月に「名古屋港港湾脱炭素化推進計画」を策定し、CNP(カーボンニュートラルポート)の形成を推進するため、温室効果ガスの排出量の削減に向けた取り組みを進めている。
補助の対象となるのは、名古屋港で使用するタイヤ式門型クレーン(RTG)で、水素燃料電池への換装が可能なRTGと、水素エネルギーで稼働するRTGが対象となる。補助費用はRTG本体の購入経費などで、従来機との差額の3分の1、上限額は1000万円となっている。公募期間は来年2月27日まで。
昨年度の補助事業では、フジトランスコーポレーションと、上組名古屋支店がそれぞれ1台ずつ、飛鳥ふ頭に設置した。
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