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函館税関、風力発電機の輸入額が全国シェア1位に

2025年6月19日 (木)

調査・データ函館税関は18日、トピックスとして「再生可能エネルギー関連の輸入~風力発電機~」の資料を公開した。

2024年の「風力発電機」の全国税関別輸入実績をみると、輸入額は日本全体で180億800万円となり、函館税関管内ではそのうち76.4%にあたる137億5400万円だった。函館税関管内の輸入額のシェアは1位であり、2014年以降11年連続で1位となっているほか、2015年からの10年間合計においても1位となっている。 輸入額は23年が全国・函館税関ともに統計比較が可能な1996年以降で過去最高額を記録した。

函館税関が大きなシェアをもつ理由として、函館税関が管轄する北海道・北東北には風力発電に適した条件が多いことが挙げられる。また年間を通じて安定した風況、海岸線が長く洋上風力にも適した場所が多い、広大な土地でなだらかな地形が多く建設コストの軽減といった理由も要因となっている。 さらに北東北では、漁業団体や地元自治体などとの「地域共生型の開発」が進められており、観光振興・雇用創出にも寄与している。

輸入元をみると函館税関管内にはドイツからが最も多く24年は73億7400万円となった。次いで中国となっており、この2か国で全国・函館税関管内ともにほぼ100%を占める。

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LOGISTICS TODAY編集部
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