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ポッカ、群馬工場をマルチ拠点化

2011年7月13日 (水)

拠点・施設ポッカコーポレーションは13日、群馬工場(群馬県伊勢崎市)で新たにカップスープの製造ラインを導入し、18日から本格稼動を開始すると発表した。新ラインへの設備投資額は3億円。

 

同社のカップスープは、これまで名古屋工場(愛知県北名古屋市)と、子会社の福田食品工業(静岡県磐田市)を二大生産拠点として供給してきた。群馬工場は、SOT缶、ボトル缶、PETボトルなどの幅広い容器に対応する、飲料専用の工場となっていた。

 

スープ市場、特にカップスープの需要は年々伸びており、同社の2010年度のカップスープの出荷量は、前年比20%増(函数ベース)と大きく伸長。また、スープを中心とした食品事業の拡大を図る上で、カップスープを基幹商品に位置づけていることから、安定的な生産体制を再構築するために検討した結果、群馬工場内に新たにカップスープの製造ラインを設置することとなり、昨年度から導入の準備を整えてきた。

 

今回新しく稼動するカップスープラインでは、カップスープの主力製品となる「じっくりコトコトこんがりパンの入った」シリーズを製造する。同シリーズを含めたカップスープ製品全般の安定的な供給を目指す。

 

■ポッカ群馬工場の概要
名称:ポッカコーポレーション群馬工場
所在地:群馬県伊勢崎市境東新井1301-1境北部工業団地
設立:1991年2月
面積:敷地面積約8万4000平方メートル、延床面積約1万9000平方メートル
従業員数:69人
製造品目:缶飲料(SOT缶、ボトル缶)、PETボトル(350ml、500ml、900ml、1.5L、2L)、カップスープ
生産能力:<飲料>SOT缶・広口ボトル缶1250万ケース/年、大型PETボトル750万ケース/年、小型PET・ボトル缶720万ケース/年、計2720万ケース/年、<食品>カップスープ120万ケース/年