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日通、マレーシア発日本向けハラール海上混載を開始

2015年7月17日 (金)

ロジスティクス20150717-1日本通運は17日、日系物流企業として初めてマレーシア発日本向けのハラール海上混載サービスを今月4日から開始した、と発表した。

コンテナ1本に満たない複数の顧客の小口ハラール食品を対象とした海上混載サービスで、マレーシア国内の集荷、日本までの海上輸送をハラール専用車両と専用コンテナで行う。

現地での積み込みはポートケラン北港埠頭公社が所有するケラン構内のハラール認証倉庫施設を利用する。

政府が2020年までに年間2500万人の外国人観光客誘致政策を推進していることに呼応し、イスラム圏からの観光客も増加する見通しで、日本国内でのハラール食品の需要が拡大するみられている。

日通ではこうした動きに伴い、食材が多様化して多頻度少量の輸送需要が高まると判断、新サービスを開始することで将来の需要増に対応することにした。

同社は現在、マレーシアのハラール輸送認証取得に続き、現地倉庫の認証取得の準備を進めており、国内でも認証取得を計画。国内外でハラール製品のロジスティクスサービスを強化している。