ANA、エアアジアと合弁で成田拠点のLCC設立

ロジスティクス全日本空輸（ANA）とエアアジア（マレーシア）は21日、成田空港を拠点とするローコストキャリア（LCC）を運営する共同出資会社、エアアジア･ジャパンを設立することで合意したと発表した。

エアアジア･ジャパンは、成田空港を拠点とする初のLCCとして、エアアジアのブランドとサービスを用いて運航する。8月に会社を設立し、9-10月に事業許可を申請、2012年8月から就航を開始する。

ANAは、短期間で新会社を立ち上げるため、既存のLCCブランドと提携することにしたもので、ASEAN最大の路線ネットワークを構築しているエアアジアも、ASEAN諸国や東アジア地域における都市間アクセスの向上を実現するため、日本市場に大きな影響力を持つビジネス･パートナーを求めていた。

エアアジア･ジャパンは、エアアジアのLCC事業のビジネス・モデルを導入することで、低価格のフライトサービスを提供し、新たな需要を創出していく。出資比率はANA67％、エアアジア33％とし、無議決権株式を含むとANA51％、エアアジア49％となる。資本金は50億円で、エアアジアのブランド、サービスによる運航となる。