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近鉄エクス 4-6月期、米・東南ア除き減益、利益率悪化

2015年8月6日 (木)

ロジスティクス近鉄エクスプレスが6日に発表した4-6月期連結決算は、米州、東南アジアセグメントを除いて減益となったのが響き、全社の営業利益が19.7%減少した。売上高経常利益率は前年同期の4.2%から3.1%へと悪化した。

日本セグメントは、航空、海上貨物ともに輸入の取扱件数が減少。営業原価の上昇が影響して16.6%の減益となった。

米州セグメントは航空輸出貨物が米国西岸の港湾荷役作業の停滞による輸送需要の拡大、新規ビジネスの獲得で取扱重量が42.6%と大幅に増加。航空輸入貨物も、自動車関連品の輸送需要が拡大し、25.3%の伸びとなった。海上貨物は、輸出で航空輸送へのシフトが増え、取扱容積で25.4%減。輸入は既存顧客の堅調な荷動きにより、1.5%増となった。

同社はAPLロジスティクス(APLL)を買収したが、6月30日をみなし取得日としているため、4-6月期決算にはAPLLの業績が反映されていない。

[近鉄エクスプレス]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第1四半期2015年3月期第1四半期増減 
売上高
82,75275,24010.0%
営業利益
2,5643,193-19.7%
経常利益
2,8463,573-20.4%
当期純利益
1,374659108.5%