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近鉄エクス・中間、米州事業拡大し増収増益

2015年11月9日 (月)

ロジスティクス近鉄エクスプレスが9日に発表した9月中間決算は、米州など海外事業が堅調に推移して売上高が7.4%の伸びとなった一方、日本セグメントで3割近い減益となったことを受け、営業利益は2%の伸びにとどまった。

米州事業は売上が32.4%増、営業利益も52.8%増と順調に拡大した。航空輸出貨物が米国西岸の港湾荷役作業の停滞による輸送需要の拡大、新規顧客の獲得で取扱重量を35.3%拡大。航空輸入貨物は、自動車関連品の輸送需要が高まり、取扱件数で17.1%増となった。

海上輸出貨物は航空輸送へシフトするケースが増加し、取扱容積で18.9%減となったが、輸入では既存顧客の堅調な荷動き、新規顧客獲得の寄与で取扱件数が7.6%増えた。ロジスティクスは、カナダでのビジネスが順調に拡大した。

日本事業は航空輸出貨物の取扱重量が5%減、航空輸入貨物もスマートフォン関連品で活発な荷動きが見られたほかは活況感に乏しく1.3%減となった。海上輸入はパソコン関連品などに勢いが見られず、取扱件数で0.5%減少した。

[近鉄エクスプレス]2016年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2016年3月期第2四半期2015年3月期第2四半期増減 
売上高
164,620153,2977.4%
営業利益
6,5956,4642.0%
経常利益
7,0386,9940.6%
当期純利益
4,1402,95040.4%