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SBSHD 中間、売上・営業益ともに2割超の伸び

2015年8月12日 (水)

ロジスティクスSBSホールディングスが12日に発表した1-6月中間連結決算は、海外子会社の増加や国内物流事業の拡大を受け売上高がほぼ想定通りの792億2900万円で20.5%の増収となり、営業利益は燃料価格の低下、運賃・料金改定効果、為替差益の計上で予想値を2割近く上振れて着地、21.9%の増益となった。売上高営業利益率は前年同期並みの2.3%。

国内では4月に3PL事業の拡大を目指してSBSロジコムの営業組織を一新したほか、大阪に物流、人材事業の営業拠点を開設して営業体制を強化、関西圏や西日本地区の市場開拓を本格化させた。新たにドラッグストアや食品メーカー向けの物流センターを立ち上げ、音楽・映像ソフト卸の星光堂の物流業務を受託するとともに、センター移転に着手、9月に本稼働に入る計画。

海外事業は、昨年グループ入りしたインドのSBSトランスポール・ロジスティクスを中心にアジア地域の組織や事業の再編をスタート。インドでは、アトラスロジスティクスをトランスポールの子会社とし、今後はトランスポール主導で業務や拠点統合を進める。ASEAN地域では、フォワーディングを同社に一本化し、拠点が重複する香港やシンガポールの組織再編を進めた。

物流施設投資戦略としては、1月に横浜市緑区長津田で物流センターを竣工、大手食品メーカーの物流拠点として稼働した。3月には埼玉県所沢市で大手百貨店向け専用物流施設の建設に着工し、すでに工事を開始している横浜市磯子区杉田の物流センターと合わせて、2棟の大型物流施設の建設が順調に進んでいる。来春には完成し、2万坪規模の新たな物流スペースが生まれることとなる。

通期連結業績予想に対する進捗度は、売上高が48%、営業利益が32.5%、最終の純利益が53.5%。

[SBSホールディングス]2015年12月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2015年12月期第2四半期2014年12月期第2四半期増減 
売上高
79,22965,77720.5%
営業利益
1,7881,46721.9%
経常利益
1,9781,36145.3%
当期純利益
2,0331,74916.3%