ロジスティクス日本通運は28日、カンボジアの現地フォワーダーと8月1日に代理店契約を締結すると発表した。
カンボジアでは、日系の進出企業が急増しており、国内の20を超える経済特区でカンボジア政府が積極的に外資系企業の誘致を行っていることから、今後も多くの企業の進出が見込まれている。産業面では、労働集約型の自動車部品産業やアパレル産業を中心に、隣国のタイやベトナムとの間で、部品や製品の輸送ニーズが高まっている。
日通では、タイ-カンボジア-ベトナム間で、陸上輸送サービス「サザンメコン・ランドブリッジ・エクスプレス」を3月から開始しているが、今回の現地フォワーダーとの代理店契約締結により、日本発着の海上・航空輸送が可能となる。
代理店契約を結ぶ現地フォワーダーは、カンボジア国内で唯一トランジットライセンス(保税輸送)を所有する大手フォワーダーのグループ会社「NPEロジスティクス社」で、スムーズな国境通関手続きと、GPS搭載のトラックによる貨物のトレースが可能。