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日通、ベトナム・ハイフォンに12月稼働の新倉庫

2015年8月21日 (金)

国際日通、ベトナム・ハイフォンに12月稼働の新倉庫日本通運は21日、現地法人のベトナム日通エンジニアリングがベトナム・ハイフォン市のディンブー工業団地で新倉庫の建設を開始したと発表した。11月の竣工、12月からの営業開始を目指す。

敷地面積5万5000平方メートル、倉庫面積1万7000平方メートルの倉庫を新設し、竣工後は精密機器、部材の保管業務拠点として運用するほか、敷地に余裕があることから、需要に応じて倉庫の増設やレンタル工場、事務所建設などを検討する。

施設は全庫内を70%の低湿仕様とし、25度の定温スペースを設ける。CFS、保税・一般倉庫として活用でき、フルバックアップの非常用発電設備を備えるとともに、24時間対応の警備員を配置してセキュリティ面でも配慮する。

ハイフォン市やハノイ市を中心とするベトナム北部は大型製造業の集積地となっており、進出企業の主要サプライヤーが展開する中国華南地区、タイなどのASEAN諸国と陸路が整備されている。

中でもハイフォン市東部のディンブー工業団地は、ハイフォン港、ディンブー港のほか、2016年に開港する大規模水深のラックフェン港に隣接。ハノイ北部のノイバイ空港との間には高速道路の建設が進み、すでに一部区間は開通している。

新拠点はこうした立地を活かし、陸海空の複合輸送ハブ拠点として活用する。

■ハイフォン新倉庫の概要
敷地面積:5万5290平方メートル
倉庫面積:1万7786平方メートル
構造:鉄骨造平屋建て(倉庫)、鉄筋コンクリート造3階建て(事務所)