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22列対応コンテナクレーンの台船が座礁

2015年8月28日 (金)

事件・事故阪神港の港湾運営会社、阪神国際港湾が海上から神戸港六甲アイランドの「RC6/7バース」へ搬入することにしていた22列対応コンテナクレーンを載せた台船が24日、台風15号の影響で座礁していたことがわかった。

クレーンを載せた台船はすでに離礁しているものの、部分的に損壊していることから、少なくとも10日から14日程度、入港・陸揚げ作業に遅れが生じる見通しとなった。

台船は24日に三井造船大分事業所を出発し、海路六甲アイランドを目指すスケジュールとなっていたが、台風15号の到来で出港を延期、退避のために23日の段階で同社大分事業所から大在公共埠頭へと移動し、台風対策として係留索でつなぐなどした上で係留していた。

しかし、25日早朝に台風の直撃を受けて台船の係留索が破断し、台船はコンテナクレーンを載せたまま漂流、3キロ離れた南日本造船大在工場付近の護岸へ乗り揚げた。

その後、ダイバーが潜水して安全を確保し、満潮となる27日午後を待って離床、再び大在公共埠頭へ接岸し、現在は同埠頭に係留されて三井造船が調査・点検を行っている。

阪神国際港湾によると、離礁はしたものの部分的に穴が空くなどの損壊が確認されていることから、修理に早くとも10日以上はかかる見通しで、神戸港への入港も当初予定の26日着岸、28日陸揚げのスケジュールから10-14日程度遅れる可能性がある。