フードダイショーは4日、福岡県久山町に液体調味料の新工場を建設することを決めた。11月に着工し、2012年10月に竣工、翌12月から稼働を開始する。
同社の福岡工場は1987年の取得から24年を迎え、設備の経年劣化、狭隘化が進んでおり、焼肉のたれ、鍋スープ類など調合調味料メーカーとして経営基盤の強化と業績向上を図るため、生産体制の整備・増強が必要と判断、新工場の建設に着手することとしたもの。
新工場の建設は、液体調味料類の需要拡大に対応するために生産能力を増強し、生産の効率化、品質の向上を目指すもので、これによりマーケットでの競争の優位性を確保していく。また、工場建設予定地は九州自動車道福岡インターチェンジ、古賀インターチェンジの中間に位置し、物流面でも優れた立地にある。
■新工場の概要
名称 | ダイショー九州工場 |
所在地 | 福岡県糟屋郡久山町大字山田 |
敷地面積 | 4万283平方メートル |
建物面積 | 1万1432平方メートル(鉄骨造り2階建工場、事務所) |
総投資額 | 約42億円 |
資金計画 | 自己資金、借入金により充当 |
生産品目 | 液体調味料類など |