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味の素、四日市の事業所内に調味料集約工場

2017年10月23日 (月)

拠点・施設味の素は三重県四日市市の東海事業所に調味料の製造・包装一貫生産を行う工場を新設し、味の素パッケージングの関西工場の生産機能を集約する。11月に着工し、2019年度下期の完成を目指す。

工場の新設には150億円を投資し、ICT・自動化など先端技術を導入して2020年度に労働生産性を現状の2倍に高め、世界トップレベルの生産を目指す。品種切り替え性に優れた製造プロセスを導入し、柔軟な生産とフードロス削減、原料・中間製品の在庫圧縮に取り組む。建築面積1万8300平方メートル、鉄骨造・4階建て。

同社は9月29日に国内食品生産体制の再編を発表しており、同社の事業所の一部、クノール食品、味の素パッケージングの生産体制を集約・再編し、新会社を19年4月に発足する計画。関連投資額は400億円に上り、調味料・加工食品の5つの生産拠点を3拠点に集約して川崎事業所、東海事業所に新会社の工場を新設する。今回の新工場はこの計画の一環として建設する。

これらの施策を通じ、22年度以降に年間25億円のEBITDAを改善する見通し。