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郵船ロジ、アムステルダムに医療・医薬専用GDP倉庫

2015年9月29日 (火)

メディカル郵船ロジ、アムステルダムに医療・医薬専用GDP倉庫郵船ロジスティクスは29日、ベネルクス法人の郵船ロジスティクス・ベネルクスがアムステルダムの空港倉庫に医療・医薬品専用のGDP倉庫を設けたと発表した。

新拠点は欧州の航空輸送ハブ拠点として、陸上輸送網、海上輸送サービスと連携してヘルスケア物流サービスを提供する。

現地はアムステルダム・スキポール空港に隣接しており、航空貨物をメインに取り扱う。GDP(医薬品物流基準)認証を取得して15-25度の範囲で温度を管理するほか、有害生物の防除機能も備える。

冷蔵庫では2-8度の温度設定が可能で、欧州域内の医療・医薬品を同倉庫で一時保管や梱包、通関した後、素早く北米やアジア各国に航空輸送する拠点として運営。これにより、同社は欧州発ヘルスケアの物流サービスを強化する。

同社は域内5万地点をカバーする定温混載輸送サービス「ファーマ・スーパーハイウェー」のほか、ベルギー・アントワープでは医薬品専門のGDP倉庫を運営し、病院や薬局などエンドユーザー向けの配送に注力。アフリカ向けに定温海上混載輸送サービスを提供するなど新興国への物流サービスも拡充している。

同社の倉本博光社長は開所式のスピーチで「新倉庫のオープンは当社ヘルスケア物流の戦略上、重要な一歩だ。サプライチェーンの先にいる患者を常に意識しながら、顧客に価値ある物流サービスを提供していきたい」と述べた。