荷主住友ゴム工業は、米タイヤメーカー「グッドイヤー」とのアライアンス契約、合弁事業の解消手続きを1日に完了したと発表した。これにより、住友ゴムは「ブランド展開、各地域での事業展開の双方で、経営の自由度が大幅に向上する」としている。
住友ゴムは今後、北米でダンロップブランドタイヤの日系自動車メーカー向け新車用タイヤ、モーターサイクルタイヤを新たに展開できるようになるほか、欧米で生産、研究、開発などの拠点を独自に保有できるようになる。
アライアンス解消に伴い、バッファロー工場(ニューヨーク州)を取得することになっており、同社は「今後の北米での事業展開に役立つ」と期待を寄せる。
同社は20年に売上高1兆2000億円、営業利益1500億円を目指しており、今回のアライアンス解消を受けて「成長のための活動項目」を追加し、目標達成を目指す。