ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日立金属、米工具鋼流通会社を買収

2015年10月21日 (水)

荷主日立金属は、米国オハイオ州の工具鋼販売・加工会社「ディール・スチール」を11月2日付けで買収し、北米で工具鋼の切断加工拠点、販売ネットワークを確保する。

米国法人の子会社が設立する「ディール・スチール・ツール」がディール社の事業資産を取得し、自動車生産の裾野が広い北米マーケットで顧客基盤の拡大を図る。

日立金属は、航空機・エネルギー材の事業拡大とともに、海外市場での工具鋼の拡販に取り組む方針を打ち出しているが、北米市場では工具鋼専門の流通子会社を持っておらず、拡販に向けた切断加工拠点、販売ネットワークの確保を急いでいた。

シンシナティに拠点を構えるディール社は、多様な顧客ニーズに適した工具鋼の切断加工サービス、Web販売を含む販売ネットワークを強みとし、自動車関連を中心とした顧客基盤を保有していることから、買収を決めた。