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日立金属、金属工具鋼の東日本物流・加工拠点集約

2020年9月10日 (木)

▲東日本物流加工センター(出所:日立金属)

拠点・施設日立金属は9日、傘下の金型用工具鋼販売会社「日立金属工具鋼」の東日本に分散する物流倉庫と加工工場を埼玉県加須市に移転集約し、サービス体制を強化すると発表した。投資額は30億円で、10月から稼働する。

集約後の物流拠点は「東日本物流加工センター」として、日立金属の主力製品の一つである金型用工具鋼を取り扱う。集約により顧客への納入リードタイムはおよそ20%短縮される。

同社はこれまで、熱間工具鋼の製品性能と生産性を高めるために安来工場(島根県安来市)に1万トン級の自由鍛造プレスを導入し、各拠点に切断・加工、表面処理・熱処理設備を配備して、新製品開発などサービス体制強化に取り組んできた。

新拠点では、立体自動倉庫を導入してプレート加工までの自動一貫ラインを段階的に構築し、ECシステムも刷新。顧客の使い勝手を高めて引き合いから納入までのリードタイムを20%短くする計画。

またプラスチック金型やホットスタンプ型の分野で増加している穴加工ニーズに対応するため、ガンドリルマシンなどの加工機器を導入し、顧客への納入体制の強化、サービス向上を図る。