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中部運輸局、車検切れ運行の防止呼びかけ

2015年10月22日 (木)

行政・団体中部運輸局は21日、福井県のタクシー会社が自動車検査証の有効期間満了日を経過していることに気づかないまま、いわゆる「車検切れ」状態で運行していたことが判明したとして、管内の自動車運送事業者に計画的な継続検査、点検整備を実施するよう呼びかけた。

運輸局では「車検切れ状態で運行することは、交通安全、環境保全、法令順守の体制に疑念を抱かれるだけでなく、無保険状態での運行となるなど、公共の福祉を阻害することになり、公共の輸送関連の自動車運送事業でこのような事態が発生したことは誠に遺憾」とコメント。

自動車検査証の有効期間を把握するため、(1)始業点呼や日常点検時に自動車検査証の有効期間満了日の確認を行う(2)車室内に自動車検査証の有効期間満了日を表示する(3)点呼場などの執務室内に自動車検査証の有効期間満了日一覧や定期点検
整備計画表などを掲示し、運行管理者、運転者による確認体制を構築する――といった対策を講じ、車検証の有効期間の確認を徹底するよう求めた。

また、整備管理者は、自動車の点検、整備の実施状況を把握するため、定期点検時期の管理は定期点検整備計画表を作成して車両ごとの定期点検実施状況を把握し、整備事業者に任せることなく、自ら車両管理体制を構築して運用するなど、管理体制の強化を要請した。