九州運輸局、地震被災地の車検証有効期間を伸長

行政・団体九州運輸局は18日、熊本地震の発生に伴い、熊本県全域と大分県別府市、日田市、竹田市、豊後大野市、由布市、九重町、玖珠町で、自動車検査証（車検証）の有効期間が4月15日から5月14日までの車両を対象に、5月15日まで有効期間を延長すると発表した。

被災地域を「使用の本拠」としている車両は、当面の間、継続検査を受けることが困難で車検証の有効期間が切れ、使用に支障が生じるおそれがあることから、道路運送車両法の規定を適用し、有効期間を伸長することにした。

この公示により、有効期間伸長の適用を受けた自動車の自賠責保険（共済）の契約期間は、伸長された期間内の継続検査を申請する時までに契約すればよいこととなる。

対象地域を使用の本拠としている車両は158万1900台あり、このうち対象車両に該当するのは3万900台。今後、対象地域の状況に応じて再伸長や対象車両の追加を検討する。