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ゼポ調べ

アジア発米国向けコンテナ輸送が6.6%減少、10月

2015年11月13日 (金)

調査・データゼポが13日発表した、10月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績よると、アジア主要10か国・地域発のTEUは、前月比が5.9%減、前年同月比では6.6%減の126万2000TEUとなった。1-10月累計では前年同期比2.6%増の1240万TEUと過去最高だった。

10月のアジア発米国向けコンテナ輸送が6.6%減少

(ゼポ調べ)

米国向けコンテナ世界合計は、欧州発(シェア15%)が2.7%、南米発(シェア2.7%)が3.1%増となったものの、中米発(シェア9.1%)が4.7%減、カナダ発(シェア2.7%)が15.9%減となり、アジア発と合わせると全体は5.1%の減少(189万TEU)となった。全体の1-10月累計では2.2%増加(1892万TEU)した。

アジア発の6割以上を占める中国発は前月から11.7%下げ、前年比では8.4%減となったが、1-10月累計では1.8%増だった。

2位の韓国は中国などからのトランシップ分が堅調で8か月連続増の10.7%増、1-10月累計でも11.6%増加した。3位の台湾は1.3%減となった。4位の香港は6か月連続の減少となる18.8%減、1-10月累計でも12.1%の減少だった。

5位のシンガポールは9.8%のマイナスだったが、1-10月累計ではトランシップが好調で23.3%の増加となった。7位のベトナムは11.3%増で15か月連続プラスとなり、1-10月累計では32.9%増とアジア発最高の伸び率となった。

8位のインドは3%増で27か月連続の増加。9位のタイも36.1%増と9か月連続の増加となった。10位のマレーシアは56.6%の大幅減少で9か月連続の減少、1-10月累計でも31.6%減と大幅に減少した。

6位の日本発直航分は7.7%減で連続7か月の減少となり、1-10月累計では10.7%減となった。釜山トランシップ分は74.3%増と7か月連続の大幅増加で、1-10月累計でも38.4%増加となった。