調査・データゼポ・データマイン(米国マイアミ)が16日発表した8月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績によると、アジア主要10か国・地域発のTEUは前年比1.9%増の136.5万TEUとなり、1-8月累計でも962.3万TEUと前年同期を2.4%上回った。
主要品目の動きは家具類電子電機、プラスチックがそれぞれ4.3%、4.4%、10.2%増加したが、玩具、アパレル、履物はそれぞれ2.1%、8.8%、13.7%減少した。
米国向け世界合計はアジア発が1.9%増となったのに対し、欧州、南米、カナダなどが二桁増を示して全体では3.9%の増加となった。
アジア発の6割以上を占める1位の中国発は前月を9.9%%上回ったものの、前年比0.1%増の横ばい。1-8月累計は2.6%の増加だった。
2位韓国は中国発トランシップ分が11.3%減で0.6%減の横ばい、1-8月累計は4.4%増となった。3位台湾は8月が10.3%増、1-8月累計では5.6%増。4位香港は8月も8.2%減と4か月連続のマイナスで1-8月累計でも10.9%のマイナスとなった。
5位シンガポールは8月5.3%減と5か月連続のマイナスで1-8月累計も9.7%のマイナス。6位ベトナムは7月も26.6%の二桁増で1-8月累計も36.2%のプラス。8位インドの8月は1.8..5%増、1-8月累計は4.3%のプラスだった。
9位タイは5か月連続プラスで28%の二桁増、1-8月累計も22.7%のプラス。10位マレーシアは8月22.6%増だったが、1-8月累計は5.9%のマイナス。
7位の日本発直航分は、前月から14.2%増加して12.3%増となり、1-8月累計では1.9%のプラス。日本発韓国トランシップ分は、前月から横ばいで8月は18%減となった。
日本発直航分に対する米国港の8月の動きは、ロスアンゼルス揚げが0.2%増だったのに対し、タコマ、サバンナ、ロングビーチ、オークランド、NY・NJチャールストンはいずれも二桁以上の増加となった。