調査・データゼポ・データマイン(米国マイアミ)が17日に発表した7月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送実績よると、アジア主要10か国・地域発のTEUは、前年同月比3%増加の127万7000TEUとなった。1-7月累計でも、806万TEUで、前年同期を2.5%上回った。
主要品目の動きも7月は家具類(前年比5.6%増)、電子電機(7.5%増)、玩具(12.9%増)などが、1-7月累計の3%増を上回り、8月ピーク前の増加傾向を示した。
一方、米国向けコンテナ世界合計7月分は、アジア発に比べて欧州発などが振るわず全体では1.6%増にとどまった。
アジア発の6割以上を占める1位の中国発は前月実績を4.7%上回り前年比2.5%増となったが、1-7月累計では3%増だった。2位韓国は中国発TS分が5.1%減で7月は0.9%の増横ばいだったが1-7月累計では5.2%増。
3位台湾は7月7.8%増、1-7月累計4.9%増、4位香港は7月が3.7%減と3か月連続のマイナスで、1-7月累計でも11.3%のマイナスとなった。
5位シンガポールも7月11.7%減で4か月連続のマイナス、1-7月も10.1%のマイナス。6位ベトナムは7月38.3%増、1-7月も38%増加。8位インドは7月1.3%減だったが、1-7月は2.4%増。9位タイは4か月連続プラスで、7月26.9%増、1-7月21.8%増となった。10位マレーシアは7月55.8%増、1-7月9.1%減。
7位の日本発直航分は前月から8.9%減少で2%減となったが、1-7月では0.4%増で横ばい。日本発韓国トランシップ(TS)分も前月から8.7%減となり、7月は横浜、神戸、徳山以外は全てマイナスで、7月合計は11.5%減少だった。
日本発直航分に対する米国港の7月の動きは、ロスアンゼルスが18.4%減に対し、タコマ、サバンナ、オークランド、ロングビーチは増した。
一方、アジア発全体から見れば、ロスアンゼルスが4.2%増、ロングビーチ8.1%減、NY・NJ(3%減)、サバンナ(6.4%増)、タコマ(19.7%増)、オークランド(4%増)、ノーフォーク( 7.6%増)なった。