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ヤマト運輸、配達員死亡後に未配達3364冊発覚

2011年9月7日 (水)

話題ヤマト運輸は7日、秋田県の事業所でクロネコメール便の未配達があったと発表した。

 

秋田主管支店の管轄事業所で、元委託配達員(クロネコメイト)が、借りていた倉庫に3364冊のクロネコメール便を滞留させていたことが発覚した。

 

この元クロネコメイトは2007年12月に委託契約解除となっており、滞留させたクロネコメール便は、04年8月-07年12月に発送されたものだった。9月1日に発覚した。

 

ヤマト運輸はこの元クロネコメイトと2003年12月に委託契約を締結したが、07年12月の契約解除後、08年10月に死亡。元クロネコメイトが生前借りていた倉庫を大家が調査した際に、未配達のクロネコメール便の入ったダンボール箱24箱を発見、同社へ連絡があり、滞留が発覚した。

 

同社では「昨年11月にクロネコメール便の未配達が発覚し、全社挙げて再発防止に取り組んできたが、そうした中で契約解除後の元クロネコメイトによる滞留事案が発覚したことに対し、あらためて事の重大性を認識している。今後は、再発防止委員会のもと、再発防止策を徹底し全社一丸となって信頼回復に努めていく」としている。

 

また、滞留させていたクロネコメール便の発送荷主に対し、事実の報告、謝罪を行い、今後の対応を個別に相談しているという。