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積水化成品、天井仕上げ材に適した軽量不燃板開発

2015年11月25日 (水)

荷主積水化成品、天井仕上げ材に適した軽量不燃板開発積水化成品工業は25日、建築基準法の規定に基づく不燃性能を持つ「軽量不燃板」を開発した、と発表した。

同社の燃焼熱量を制御した軽量な合成樹脂発泡体を芯材に、金属箔でサンドイッチ加工した重さ700グラム(1平方メートルあたり)の板材で、軽量化が求められる建築内装材に適している。

700グラムの重量は、一般に天井材として広く使われている石膏ボードの10分の1と軽く、天井の仕上げ材として使用することで天井全体の軽量化を図ることができる。

建築基準法の規定に基づく不燃材料として認定を受けており、芯材で使用する合成樹脂発泡体の成形性を活かし、立体的な形状を作ることが可能なため、石膏ボードで加工が困難だった立体的な天井を作ることができる。

表面仕上層は、不織布が標準仕様となっており、従来の天井材になかった質感(マット感)が得られる。

今後は人が集まる建築構造物での地震時の安全性や、免震構造に要求される建築構造物の軽量化を向上させるソリューション提案として、天井以外の用途開発も進める考え。2016年度に2億円、20年度に5億円の販売を目指す。