ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ニチレイ、産業廃棄物の委託プロセス見直しを表明

2016年1月20日 (水)

フードニチレイは20日、グループ全体で産業廃棄物の委託プロセスを見直すと発表した。廃棄依頼した品が「ダイコー」経由で不正に転売されていたことを受けて見直しを決めた。

同社グループのニチレイフーズやニチレイフレッシュでは工場残渣、衛生検査時のサンプル、ニチレイロジスティクスグループでは溶解や破損で使用できなくなった保管物の廃棄を産業廃棄物として委託している。

今後は、新規・既存取引先を含め、関連する公益財団法人の情報などを踏まえて委託先を点検するほか、廃棄方法についても、包装後の製品を廃棄する場合は包材から取り出し、ほかの製品や製造工程で発生する副産物とともに専用容器に移し替えて排出するなどの対応を行う。

また、「やむを得ず包装後の製品を開封せずそのまま廃棄する場合」は、同社事業所から排出する段階で同社社員が立会うなど、産業廃棄物処理業者の処理が確実に実施されたことを確認する。

ダイコーとの取引は、主にニチレイフーズの中部地区の拠点で、破袋品や検査時のサンプル品など販売不能なものの廃棄を委託してきた。「みのりフーズ」との直接取引はないが、みのりフーズの在庫品にニチレイ製品が含まれていたことについて「ダイコーに廃棄依頼したものもあるが、直接廃棄依頼していないものも含まれている」と説明した。