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大阪港、15年11月の外貿貨物が2か月連続で減少

2016年2月29日 (月)

調査・データ大阪市は26日、昨年11月の大阪港の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は687万トン(前年同月比0.5%増)で、このうち外貿貨物は294万トン(2.6%減)と3か月連続の減少、内貿貨物は393万トン(2.9%増)と2か月連続の増加となった。

入港隻数は1850隻(1.2%減)、総トン数は866万総トン(2.2%減)で、このうち外航フルコンテナ船は282隻(2.5%増)、内航フェリー船は158隻(1.3%増)。

外貿貨物のうち、輸出は80万トン(6.9%増)となり、完成自動車(26.8%減)や非鉄金属(16.7%減)は減少したものの、バングラディシュ、韓国、アラブ首長国の取扱いが増加した鋼材(10.6%増)や中国、台湾、中国(香港)の取扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(13.1%増)、中国の取扱いが増加したその他製造工業品(48.9%増)の増加で、2か月連続の増加となった。

輸入は、214万トン(5.7%減)。製材(3.6%増)は増加したものの、中国、中国(香港)、シンガポールの取扱いが減少した家具装備品(12.3%減)や中国の取扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(4.1%減)、中国(香港)、フィリピン、中国の取扱いが減少した電気機械(5.1%減)などの落ち込みで3か月連続の減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が64万トン(5%増)と2か月連続の増加、輸入が194万トン(4.6%減)と3か月連続の減少となり、月間取扱量は258万 トン(2.4%減)だった。コンテナ個数は輸出が7万7000TEU(5.4%減)、輸入が9万3000TEU(4.4%減)で月間取扱個数は17万TEU(4.8%減)となり、3か月連続の減少となった。

内貿貨物は、移出が175万トン(2.7%増)、移入が218万トン(3.1%増)でともに2か月連続の増加。

フェリー貨物は254万トン(微減)で2か月ぶりの減少となり、乗降人員は7万人(0.6%減)となった。