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大阪港、内貿貨物が12か月連続で減少

2015年12月28日 (月)

国内大阪港は28日、9月の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は688万トン(8.2%減)、このうち外貿貨物は306万トン(6.3%減)と2か月ぶりの減少となり、内貿貨物は382万トン(9.7%減)と12か月連続の減少となった。

外貿貨物のうち、輸出は74万トン(3.4%減)となり、金属くず(42.5%増)や鉄鋼(47.7%増)は増加したものの、台湾、香港、カナダの取り扱いが減少した鋼材(16.8%減)や中国、ロシア、台湾の取り扱いが減少した完成自動車(26.2%減)、マレーシア、台湾、香港の取り扱いが減少した自動車部品(25.5%減)などで2か月ぶりの減少となった。

輸入は、233万トン(7.1%減)となり、鋼材(2.7%増)は増加したものの、中国、香港、タイの取り扱いが減少した電気機械(15.7%減)や中国、香港の取扱いが減少した衣服・身まわり品・はきもの(7.4%減)、中国、シンガポール、香港の取り扱いが減少した産業機械(13.8%減)などで2か月ぶりの減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が59万トン(2.9%減)と2か月ぶりの減少、輸入も207万トン(8.4%減)と2か月ぶりの減少となり、月間取扱量は266万トン(7.2%減)だった。コンテナ個数は、輸出が7万4000TEU(14.6%減)、輸入が9万8000TEU(8.6%減)で月間取扱個数は17万2000TEU(11.3%減)となり、2か月ぶりの減少となった。

内貿貨物は、移出が169万トン(11.2%減)、移入が212万トン(8.5%減)となり、どちらも12か月連続の減少となった。

フェリー貨物は247万トン(13.7%減)で12か月連続の減少となり、乗降人員は8万人(9.8%増)だった。入港隻数は1876隻(5.1%減)、総トン数は877万総トン(3%減)となった。このうち外航フルコンテナ船は288隻(1%減)、内航フェリー船は159隻(12.6%減)だった。