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大阪港、内貿貨物量が7か月連続で減少

2015年7月28日 (火)

調査・データ大阪市が28日に発表した4月の港湾統計(速報値)によると、同月の総取扱貨物量は671万トン(前年同期比12.8%減)となった。このうち外貿貨物 は292万トン(11.8%減)で2か月連続の減少、内貿貨物は379万トン(13.5%減)となり、7か月連続の減少となった。

内貿貨物は、移出が168万トン(12.3%減)、移入が210万トン(14.4%減)でともに7か月連続の減少となった。

外貿貨物のうち輸出は89万トン(2.3%増)で、完成自動車(32.9%減)や非鉄金属(24.6%減)は減少したものの、ベトナムの取扱いが増加した鉄鋼(6倍増)や台湾、中国(香港)、マレーシアの取扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(13.6%増)、中国の取扱いが増加した金属くず(27.5%増)などが伸び8か月連続の増加となった。

輸入は204万トン(16.8%減)で、中国、中国(香港)の取扱いが減少した電気機械(26.8%減)や中国の取扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(17.8%減)、中国の取扱いが減少した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(16.2%減)などが減り、2か月連続の減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が71万トン (2.7%増)と2か月連続の増加、輸入が182万トン (18.3%減)と2か月連続の減少となり、月間取扱量は253万トン(13.4%減)だった。コンテナ個数は輸出が7万5000TEU(18.9% 減)、 輸入が8万8000TEU(17.5%減)で月間取扱個数は16万2000TEU(18.1%減)となり、2か月連続で減少した。

全体の入港隻数は1885隻 (7.8%減)、総トン数は886万総トン(5.1%減)で、このうち外航フルコンテナ船が279隻(11.1%減)、内航フェリー船が156隻 (16.6%減)となった。フェリー貨物は248万トン(17.8%減)で7か月連続の減少、乗降人員は7万人(16.4%減)だった。