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大阪港、15年10月の外貿貨物が2か月連続で減少

2016年1月29日 (金)

調査・データ大阪市は29日、昨年10月の大阪港の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は711万トン(前年同月比0.2%増)で、このうち外貿貨物は298万トン(4.3%減)と2か月連続の減少、内貿貨物は413万トン(3.7%増)と13か月ぶりの増加となった。

入港隻数は1932隻(2%減)、総トン数は874万総トン(3.5%減)で、このうち外航フルコンテナ船は280隻(1.1%増)、内航フェリー船は162隻(7.3%増)。

外貿貨物のうち、輸出は86万トン(3%増)となり、非鉄金属(28.2%減)や再利用資材(5.1%減)が減少したものの、韓国、エジプト、中国の取り扱いが増えた産業機械(17.3%増)、中国の取り扱いが増加した「その他製造工業品」(73.3%増)、韓国、中国(香港)、マレーシアの取り扱いが増加した鋼材(7.6%増)などの増加で、2か月ぶりに増加に転じた。

輸入は、212万トン(6.9%減)。鋼材(13.3%増)や製造食品(8%増)が増えたものの、中国の取り扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(17.2%減)や産業機械(19.3%減)、電気機械(7.8%減)などの落ち込みで2か月連続の減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が70万トン(5%増)と2か月ぶりの増加、輸入が188万トン(10.4%減)と2か月連続の減少となり、月間取扱量は258万トン(6.6%減)だった。コンテナ個数は輸出が8万3000TEU(4%減)、輸入が9万TEU(10.9%減)で月間取扱個数は17万3000TEU(7.7%減)となり、2か月連続の減少となった。

内貿貨物は、移出が184万トン(3.1%増)、移入が229万トン(4.1%増)で13か月ぶりの増加。

フェリー貨物は268万トン(5.4%増)で13か月ぶりの増加となり、乗降人員は7万人(23.1%増)となった。