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エアバス、中国天津にA330の最終工程・出荷拠点建設

2016年3月3日 (木)

国際仏エアバス(トゥールーズ)は3日、中国・天津で「A330コンプリーション&デリバリー・センター」の建設を開始した、と発表した。

同社は2014年に天津港保税区、中国航空工業集団と、天津にA330コンプリーション&デリバリー・センターを設置する枠組み協定を結んでおり、この協定を受けて天津のA320最終組立工場・天津デリバリーセンターと同じエリアに建設することとした。

A330コンプリーション&デリバリー・センターは、客室装備や塗装、エンジンテスト、飛行テスト、引き渡しなど、A330の引き渡しまでの最終工程作業を担う。最終組み立ては仏トゥールーズで、塗装や客室装備を天津で行う。

同社では、15年から34年までの20年間で、中国における100席以上装備の旅客機とペイロード10トン以上の貨物機新造機の需要をおよそ5400機と予測しており、世界全体の需要3万2600機のおよそ17%を占める。