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東京税関調べ

成田空港、輸入額が2月として過去最大の9861億円

2016年3月17日 (木)

調査・データ東京税関が17日発表した、成田・羽田空港の貿易概況(速報)によると、成田空港の輸入が9861億1900万円で前年同月比6.8%増で2月としては過去最大額となった。輸出は6649億7600万円(7.2%減)で4か月連続の減少。

輸入はEUが2784億9800万円で30.2%と大きく増加したほか、西欧(29.7増)、北米(7.5%増)――と続いた。品目別では、医薬品が85.4%増、半導体など製造装置が3.3倍増と伸びに寄与した。

輸出はEU(22.1%増)向けが大きく増えた一方で、韓国・マレーシアを除いたアジア向け(10.4%減)が大幅に減少した。品目別では、自動車部品(79%減)、非鉄金属(38.3%減)、科学光学機器(17.2%減)がマイナスだった。

羽田空港では、輸出が231億8500万円(25.9%増)で2か月ぶりにプラス、輸入が416億6200万円(40.6%増)で2か月連続で増加した。

輸出はタイ、フィリピンを除いたアジア向けが27.9%と大幅に増加したほか、西欧が86.1%と伸びた。輸入は、47%を占めるアジアが3%減少したものの、北米(3.6倍増)、西欧(3.3倍増)が大幅に輸入額を押し上げた。

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URL:https://www.logi-today.com/222570