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SBSHDが役員報酬減額、前期最終赤字の責任明確化

2016年4月14日 (木)

ロジスティクスSBSホールディングスは14日、前12月期決算の発表が遅れ、最終損益が大幅な赤字になった経営責任を明確にするため、鎌田正彦社長の役員報酬を6月までの3か月間、50%減額すると発表した。

同社は当初、2月15日に決算を発表する予定だったが、「海外子会社で債権回収を見込めない問題が見つかった」として同月29日に発表がずれ込み、53億4700万円の営業利益を確保しながらも、最終損益は38億1500万円の損失を計上した。

鎌田社長は、決算発表時の説明会で前期中に関連損失の処理をすべて済ませ、今期(2016年度)は最終損益が黒字に回復するとの見通しを示しているが、同社は14日の取締役会で決算発表の遅れ、最終赤字に加え、期末配当が無配になったことを「真摯に受け止める」として、役員報酬の減額を決めた。

減額対象は鎌田氏だけでなく、常務取締役と取締役1人も3か月間にわたって30%を減額する。