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ダイキン工業、省エネ対応のコンテナ用冷凍機発売

2011年11月2日 (水)
新製品の外観

新製品の外観

産業・一般ダイキン工業は2日、省エネ性に優れた「スクロール式DCインバータ圧縮機」を業界で初めて搭載した海上コンテナ用冷凍機「ZESTIA(ゼスティア)」を9日から発売すると発表した。

 

世界の海運業界でCO2の排出規制が2013年1月から導入されることとなっており、原油価格の高騰もあって、コンテナ船全体で省エネの取り組みが加速していることから、海上コンテナ用冷凍機に対しても省エネ性を求める動きが強まっている。

 

同社は、業務用エアコンで採用している「スクロール式DCインバータ圧縮機」を海上コンテナ用冷凍機に採用し、消費電力を約45%削減した。また、コンテナ船の大型化に対応し、効率よく短時間で点検作業を行えるよう、機械の操作性やメンテナンス性も大きく向上させた。

 

これまで、冷凍機の運転状態を分析する場合、パソコンを冷凍機に接続して運転記録をダウンロードしていたが、ゼスティアではデータを冷凍機のコントローラからUSBメモリで直接ダウンロードできるため、パソコンを携帯する必要がなくなった。また、データの転送時間を90%短縮し、約30秒での記録の取り出しが可能になった。

 

また、冷凍機の運転制御を行うコントローラの画面に、従来比約2倍の大きさの5.7インチフルドット大型液晶を採用。これにより、庫内の温度変化履歴などをグラフィック表示できるようになり、一目で運転状況を把握できるようにした。

 

問い合わせ先
ダイキン工業低温事業本部営業部
所在地:大阪市淀川区西中島5-5-15新大阪セントラルタワー6階
TEL:06-6307-2341