ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

16年3月期決算

三菱倉庫、車両増強でコスト増え営業益1.2%減

2016年4月28日 (木)

ロジスティクス三菱倉庫が28日に発表した前3月期決算は、倉庫・港湾施設の借り受けや運送車両の増強がコストアップ要因となり、不動産事業でも不動産販売原価が増加。最終コーナーの1-3月期は売上も対前年で減少、損益が悪化し、営業利益は1.2%の減益(前期比)で着地した。

三菱倉庫
2016年3月期本決算
累計(百万円)
(前年同期比)
対売上高利益率
直近3か月(百万円)
(前年同期比)
売上高
206,8311.2%49,832-5.6%
営業利益
11,309-1.2%5.5%2,548-8.1%
経常利益
14,025-3.0%6.8%3,2391.2%
当期純利益
9,3502.4%4.5%1,4328.4%

主力の倉庫事業は医薬品、飲料などの取り扱いが堅調に推移したため、売上高は2.8%の増収を確保したが、陸上運送事業はコンテナ貨物の取り扱いが減少し、0.3%の減収、港湾運送事業はコンテナ貨物などの取り扱いが減少したため4.2%の減収、国際運送取り扱い事業は、輸出入貨物の減少で2.9%減の減収となった。物流事業全体の売上高は0.8%減の1690億600万円。

今期は物流事業で倉庫、陸上運送の両事業での配送センター業務の拡大、港湾運送事業でコンテナ貨物の取り扱い回復、国際運送取扱事業で海上・航空貨物の取り扱い回復を想定。マンション販売事業でも増収を見込み、全体の売上高は前期を82億円上回る2150億円、営業利益は前期を8億円上回る121億円、経常利益148億円、最終利益96億円を見込む。