ロジスティクス三菱倉庫が7月31日に発表した2018年3月期第1半期(4-6月期)決算は、主力の不動産事業が設計施工の受注増加に伴う設計施工費の増加で営業利益が減少したものの物流事業がカバーし、全体では増収増益となった。
主力の不動産賃貸事業は、大阪地区のサブリース施設解約により売上高が3.6%減少。「その他」の売上高は、設計施工事業の受注増加で57.4%増となり、部門全体では14%の増収、営業利益は3%減少した。
倉庫・陸上運送の両事業は、自動車部品、食品の取扱増加により、売上高は倉庫事業で8.4%増、陸上運送事業で8.4%増となった。港湾運送事業は、コンテナ貨物の取扱増加により4.7%増、国際運送取扱事業は輸出入貨物の取り扱いが増え、5.8%増加した。物流事業全体の売上高は5.8%増となった。
一方、営業費用は、貨物取扱量の増加に伴い作業運送委託費が増加したため、5.8%増加し、セグメント利益は4.9%増にとどまった。
■2018年3月期第1四半期決算(単位:百万円)
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 52,022 | 5.6% | |
営業利益 | 3,402 | 5.7% | 6.5% |
経常利益 | 4,393 | 5.2% | 8.4% |
当期利益 | 3,155 | 30.8% | 6.1% |