ロジスティクス三菱倉庫が4月28日に発表した前3月期決算は、物流事業で倉庫、陸上運送・港湾運送それぞれ事業で貨物取扱量が増加したほか、不動産事業でマンション販売物件の増加などで増収増益となった。
物流事業は、倉庫・陸上運送ともに医薬品、飲料の取り扱いが堅調に推移し、売上高は倉庫が0.8%増、陸上運送が4%増となった。港湾運送はコンテナ貨物の取り扱い増加により、8.8%増となったが、国際運送は海上運賃下落や為替円高の影響などにより10.1%減少した。
これにより、物流事業全体の売上高は0.7%減少。また、国際運送取扱事業の収入減に伴い作業運送委託費が減少したほか、減価償却費減で営業費用が減少したため、営業利益は19.4%増加。
■2017年3月期
期初からの累計実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 208,718 | 0.9% | |
営業利益 | 12,748 | 12.7% | 6.1% |
経常利益 | 16,056 | 14.5% | 7.7% |
最終利益 | 10,665 | 14.1% | 5.1% |