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日本海側拠点港、博多港など5港を「総合」指定

2011年11月11日 (金)

行政・団体国土交通省は11日、日本海側拠点港として19港湾28計画を選定したと発表した。このうち、港湾規模が大きな新潟港、伏木富山港、下関港、北九州港、博多港の5港を総合拠点港に指定し、日本海側拠点港として選定された計画以外の機能も強化を図ることとした。今後、年1回程度委員会を開催し、計画の進捗状況などをフォローアップしていく。

 

日本海側拠点港として選定された港湾の評価結果(1000点満点)のうち、国際コンテナ拠点港は、博多港が836点で最高評価を獲得、次いで北九州港・下関港が770点となった。選定された10港は500点以上の評価を得ており、それぞれ新潟港(直江津港を含めて新潟港として評価)765点)、伏木富山港739点、秋田港712点、伊万里港(唐津港を含めて伊万里港として評価)650点、境港551点、舞鶴港546点、金沢港543点――となった。

 

国際フェリー・国際RORO船のトップは博多港で849点、原木は境港が794点、LNGは直江津港・新潟港が722点、リサイクル貨物は酒田港(能代港を含めて酒田港として評価)が657点、北洋材は伏木富山港が479点でそれぞれカテゴリー別の1位評価だった。

 

また、拠点港として選定されなかった留萌港(機能=原木)、能代港(リサイクル貨物)、七尾港(原木)、唐津港(背後観光地クルーズ)の4港湾については、拠点港への選定に向けて「官民上げて計画を立案した」として、拠点化形成促進港として選定し、計画の実現を後押しするためにファローアップを行うこととした。

 

■日本海側拠点港の選定結果

種別機能選定港湾数港湾
総合拠点港5新潟港、伏木富山港、下関港、北九州港、博多港
日本海側拠点港国際海上コンテナ10博多港、北九州港・下関港、新潟港、伏木富山港、秋田港、伊万里港、境港、舞鶴港、金沢港
国際フェリー・国際RORO船7博多港、北九州港・下関港、敦賀港、稚内港、伏木富山港、舞鶴港
国際定期旅客船5博多港、北九州港・下関港、長崎港・佐世保港
外航クルーズ
(定点)
2博多港、長崎港
外航クルーズ
(背後観光地クルーズ)
5小樽港・伏木富山港・舞鶴港、金沢港、境港
原木2境港、浜田港
LNG3直江津港・新潟港、石狩湾新港
リサイクル貨物1酒田港
拠点化形成促進港4留萌港(原木)、能代港(リサイクル貨物)、七尾港(原木)、唐津港(背後観光地クルーズ)