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ヤマト、荏原製作所へ賠償金の全額支払い求め控訴

2016年5月12日 (木)

事件・事故ヤマト運輸は12日、荏原製作所に対する訴訟の判決を一部不服として東京高等裁判所に控訴した、と発表した。

同件は、2007年にヤマトが荏原製作所から東京都大田区羽田旭町所在の土地を購入する売買契約を締結し、新物流ターミナルの建設を進めていたが、荏原製作所が使用していた旧建物の解体工事が完了した後、土地の表面や地中に石綿(アスベスト)を含有するスレート片が混入していたことから、撤去費用85億509万5193円と遅延損害金を請求していたもの。

ヤマトは、請求金額の全額支払いを求めていたが、東京地方裁判所は荏原製作所に対し56億1812万4016円と遅延損害金の支払いを命じ、請求分の一部を棄却した。

これに対しヤマトは承服できないものとし、東京高等裁判所に控訴を提起することとした。今後の控訴審でも、引き続き全額の請求を求める。