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タカハタ電子、低温仕様の無線デジタルピッキング発売

2011年11月14日 (月)
TK-735無線ピッキング表示器

TK-735無線ピッキング表示器

メディカル物流・製造業界向けデジタルピッキングシステムの開発・販売を手掛けるタカハタ電子(山形県米沢市)は14日、無線式で動作環境温度マイナス25度からプラス10度に対応するデジタルピッキング表示器を製品化し、「耐環境型デジタルピッキングシステム」として販売を開始したと発表した。マイナス25度環境下で無線式ピッキング表示器を製品化したのは国内初。

 

今回販売を開始したシステムは、主に冷凍・冷蔵品を取扱う顧客からニーズが高い低温対策に取り組み、あらゆる業種や環境下での使用に応える「耐環境型」として開発を進めてきた。開発に当たっては、低温環境下で正常稼動を担保するだけでなく、結露状態でも充電できることが課題だったが、「非接触型充電技術」の適用で克服した。

 

同社では、新システムの販売を開始したことで、特に冷凍倉庫で食品の品質維持や管理などの課題解決につながるツールになると見込んでおり、作業者の庫内作業時間の制約や、やむを得ずチルド帯に持ち込んで行うピッキング作業――といった場面で発生する課題の解決につながると期待している。

 

主に食品製造・卸業(冷凍・冷蔵食品)、物流業(冷凍・冷蔵倉庫)、医療機関(検体・検査)などの利用を想定している。