ロジスティクスセンコーが13日に発表した前3月期決算は、商事・貿易事業で販売量が拡大したほか、2014年10月に連結化したランテックの増収効果で8.9%の増収。これに燃料単価の低下、料金改定の進展が加わり、営業利益は28.2%の増益となった。
センコー | 2016年3月期本決算 |
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累計(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | (前年同期比) |
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売上高 | 434,000 | 8.9% | 105,744 | 2.5% | |
営業利益 | 17,497 | 28.2% | 4.0% | 3,728 | 16.7% |
経常利益 | 17,178 | 29.8% | 4.0% | 3,754 | 19.5% |
当期純利益 | 8,542 | 20.8% | 2.0% | 1,146 | -20.6% |
主力の物流事業のうち、「流通ロジスティクス事業」はランテックの連結化効果と大手ドラッグストアからの物流業務受託で増収。住宅物流事業とケミカル物流事業は既存物量の減少で横ばいとなった。
今期は冷凍・冷蔵・常温の3温度帯物流を強化し、食品物流の拡大に取り組む。また、ファッション物流の拡大として4月に百貨店納品代行大手のアクロストランスポート(東京都港区)を買収。海外では、新たにベトナム、ミャンマー、メキシコなどで事業を展開する。
これらにより、売上高4600億円、営業利益181億円、経常利益177億円、最終利益94億円を見込む。