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財務省調べ

東京港で4月の輸入急減、対中国マイナス13.8%

2016年5月25日 (水)

調査・データ財務省のまとめによると、4月は5大港すべてで輸出入額が減少した。輸出では、輸出額が最も大きい名古屋港が10.3%減(前年同月比)と大幅に減少。輸入は名古屋港(25.3%減)と東京港(10.4%減)が1000億円以上の減少となった。

(百万円、%)4月輸出額前年同月比1-4月輸出額前年同期比4月輸入額前年同月比1-4月輸入額前年同期比輸出入収支
全国海港総額4,562,98290.018,229,39291.73,804,26474.616,615,09479.0758,718
東京港532,50897.21,991,05995.3849,50189.63,549,06194.3-316,992
横浜港605,67197.92,399,60195.1299,86179.31,309,00283.9305,810
神戸港446,61090.41,733,38793.3236,24983.9996,52189.2210,361
大阪港262,02990.71,041,06392.0367,61985.41,491,06889.4-105,590
名古屋港921,27389.73,554,29692.8339,46974.71,569,70381.8581,804

名古屋港の輸出は、自動車(13.3%減)が4か月連続で減少しているほか、地域では中国(2.9%減)、台湾(24%減)、インドネシア(24.8%減)のアジア向け(5.9%減)が減少したことで、5か月連続で減少した。

輸入では、原油・粗油(78.9%減)、液化天然ガス(44%減)の減少が続いており、地域では韓国、フィリピンを除くアジア(18%減)からの輸入が減少したことで、8か月連続の減少となった。

東京港の輸入は、中国が13.8%減の247億円で大幅マイナス。特に電算機類(13.7%減)の減少が目立った。

全国の海港の輸出総額は10%減の4兆5629億8200万円、輸入総額は25.4%減の3兆8042億6400万円で、輸出額が下がった一方で、輸入額が大幅に減少したことから収支差額は7587億1800万の黒字となった。