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帝人グループ、炭素繊維事業のアジア展開を強化

2010年8月4日 (水)

アパレル帝人グループの東邦テナックスは、炭素繊維事業のグローバル展開強化の一環として上海事務所の人員を増強するとともに、シンガポール事務所を開設した。需要の急増が予想されるアジア地域の事業体制を強化した。

 

アジアの炭素繊維需要は、風力発電などの一般産業用途を中心に今後急増すると予想されており、同社では用途拡大に対応するため、中国に既に開設している上海事務所の人員を増強。併せてシンガポール・タイ・ベトナムなどの東南アジア地域、インド、オセアニア地域での既存顧客のフォロー、今後の炭素繊維の需要拡大の可能性を調査するため、シンガポールに事務所を設置することにしたもの。

 

シンガポール事務所は、東南アジア各国の需要調査、新規顧客調査とインド・オセアニア市場の需要調査を行う。2015年にはアジア地域の炭素繊維需要が倍増すると見込まれることから、将来的には両事務所の現地法人化も計画している。