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DHL、顧客要件に細かく対応する新サービス稼働

2016年7月12日 (火)

ロジスティクスDHLサプライチェーン(東京都品川区)は12日、20人超のアナリスト、配車担当者、事務管理担当者などで構成する「トランスポートコントロールタワー」が中心となって、顧客の要件に合わせてきめ細かく対応する新たな輸送ソリューションを提供する、と発表した。

新ソリューションでは、トラック輸送、航空輸送、鉄道輸送を含むすべての輸配送モード、当日配送、翌日配送、温度管理輸送、高セキュリティ輸送といったサービスメニューに柔軟に対応し、顧客の要件に合わせてカスタマイズできるのが特徴。

20人以上で構成されるコントロールタワーは、組織を横断するサービスセンターとして重要な役割を担い、顧客からの受注管理、貨物の集約と配車の最適化、請求・支払い業務、報告書作成、カスタマーサービスなどの事務管理業務を行う。

コントロールタワーの業務は輸送管理システム(TMS)、配車最適化ツール、GPS、テレマティクス(車載端末との連携)を備えた統合輸配送管理システム「コネクテッド・トランスポート」が支え、「コネクテッド・ビュー」と呼ばれるオンライン貨物追跡サービスを通じ、リアルタイムに貨物の状況を確認できる。

また、完全災害復旧システムを統合することで、システム障害によるサービス中断のリスクを最小限に抑える。

DHLサプライチェーンのギャビンマードック社長は「市場では特定の輸配送サービスや製品・商品区分に特化したソリューションが多い中、DHLはこのソリューションで全輸配送モード、サービスに対応することが可能だ」と語っている。