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環境省、廃棄物の不法輸出入の監視強化で取り組み

2011年12月13日 (火)

行政・団体環境省は13日、税関が行う貨物の開披検査への立会いなど、地方環境事務所で廃棄物などの不法輸出入の監視を強化するための取り組みを実施したと発表した。

 

10月の「リデュース・リユース・リサイクル(3R)推進月間」の活動の一環として、税関の協力を得て実施したもの。

 

税関が行う貨物の開披検査への地方環境事務所職員の立会いを強化したほか、事前相談のあった貨物に対する現地確認を行った。

 

3R推進月間中に事前相談のあった中古ブラウン管テレビ、ミックスメタルスクラップ、廃プラなどの貨物を対象に、事前相談時に提出された資料との整合性などを現地確認した。中古ブラウン管テレビは、保管状態や画面保護状態の目視確認や、通電検査への立会を行うとともに、輸出業者に対し、基準の順守を確認するよう指導した。

 

また、ミックスメタルスクラップ、廃プラなどは、貨物の異物混入や汚れの有無など確認し、必要に応じて不純物の除去の徹底などの指導を行った。

 

環境省では今後も、廃棄物などの不法輸出入の防止に向け、開披検査への立会いを行うとともに、税関職員・通関業者などの研修への講師派遣や各税関との意見交換会の実施などを通じ、徹底した水際監視を継続するとしている。